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家づくりコラム
COLUMN
❑ キッチン吊戸棚のメリット・デメリット ❑
みなさん、こんにちわ!(^^)!
豊洋の丸岡です。
突然ですが、辰年にちなんだ龍のお話です🐉
十二支の中で1匹だけ幻の動物(>_<)
昇り龍は運気が上昇するという意味合いで、昔から縁起が良いとされています。
龍は邪気を祓い、富貴吉祥をもたらす存在で、 風水に欠かせない動物です。
龍の置物は風水では、玄関に置くことで家の中に良い運気が舞い込み、いい仕事に恵まれたり、予期せぬ金運にも恵まれるとも言われているそうです。
さて、本題の〈キッチンの吊戸棚〉についてです😊
食材や調味料、食器など、多くのモノがあふれるキッチンでは収納が不足しがちです。
キッチンを設置すると月日が経つにつれて調理器具や食器が増えていき、いつの間にか収納場所がないということがあります。そんなときに使用したいのが吊戸棚。
吊戸棚とは、壁の上部や天井に直接取り付けられている収納棚のことです。
上部の空きスペースを使って簡単に収納を増やすことができます。
収納力を増やしてくれる一方で、物の出し入れが大変だったり、
落ちてくる危険性があったりと、デメリットを感じている人も多いのではないでしょうか。
高い位置にあるため、「まったく活用していない」「しまいっぱなしで、あまり開けた記憶がない」ということも少なくないですよね。
キッチンでは、シンクや作業台の上部のデッドスペースを活用して設置されています。
キッチンでは定番の収納方法ですが、難点も多々あるのでメリット・デメリットをしっかりと認識したうえで設置する必要があります。
キッチンの吊戸棚の必要性や選ぶ際のポイント、吊戸棚が使いやすくなるアイデアなど、吊戸棚を設置するかどうか迷っている人は、参考にしてください❕
・・・吊戸棚のメリット・・・
*収納スペースが増える
頻繁に使わない調理器具をしまっておいたり、缶詰のような保存食を置いておくなど様々な物をしまうことができます。
吊り戸棚を設置することで単純に収納力がアップするので、ごちゃごちゃしやすい調理器具や調味料の数々をまとめてしまうことができます。
キッチンは凝った料理にチャレンジすればするほど、普段使わない道具が増えていくもの。
ホットプレート・蒸し器・鍋・寿司桶などの調理器具です。
キッチンの吊り戸棚は使用頻度が低い道具でも収納できるので、今までキッチンのカウンターに置いていたものを整理整頓することで、すっきりとした印象のキッチンになります。
*キッチンのデッドスペースを活かせる
吊り戸棚は上部のスペースを使用する収納家具なので、本来は使えないはずだった空間(デッドスペース)を上手に活用することができます。
後付けで設置する場合でも、種類・大きさ・デザイン・価格帯などのバリエーションが豊富なので、
空きスペースに合ったサイズの棚を選ぶことができます。
床スペースに収納家具を置く場合とは異なり、生活動線を圧迫しにくいのも嬉しいポイント。
間取り的に置ける収納家具の数が限られている場合でも、吊り戸棚なら設置できる場合があります。
収納スペースが足りず、食器棚やラックを設置する場合、設置場所の確保が必須になるので、キッチン周りに空きスペースがあればいいのですが、
無理に置いてしまうとキッチンが狭くなるばかりか、調理の際に動きにくくなります。
その点、吊り戸棚は天井や上方の壁のようなデッドスペースを利用するため、設置場所で迷うことがありません。
*作業動線がスムーズになる
大家族なので使う食器が多い、お菓子やおもてなし料理をよく作るため調理器具や食器がたくさんある……など、キッチン収納の悩みは様々。
使用頻度、大きさ、重さなどを考慮して出し入れしやすい吊戸棚にすれば、無駄な動きをしなくても、調理・盛り付け・片付けなどができ、一連の作業動線がスムーズになります。
*子供のいたずらを防止できる
キッチンスペースは危険な調理器具が集まる場所でもあるので、小さな子供がいる家庭では心配なこともあります。
取り出すのが少し手間かもしれませんが、吊り戸棚に包丁などをしまえば、高さがあるため小さなお子様では取ることができません。
使用頻度の低い刃物や缶詰などを収納しておけば、子供にイタズラされる可能性がかなり低くなります。
吊り戸棚は子供の身長では届きにくいため、触れられたくない道具や食べ物の収納場所に最適です。
・・・吊戸棚のデメリット・・・
*出し入れが面倒で使いにくい
吊り戸棚は自分の目線よりも高い位置で物の出し入れをする必要があるため、通常の収納家具と比べて少し使いにくいのが特徴です。
背が高い人であっても吊り戸棚の上段や奥に収納したものが見えないので、大掛かりな整理整頓には踏み台が必要になります。
必然的に重い物の上げ下げはしにくくなりますし、踏み台を使った収納は危険性が高いもの。
その面倒な収納手順から、ほとんど使っていない道具や調理器具などが溜まりやすくなるのが難点です。
*開放的な雰囲気が失われる、圧迫感が出る、キッチンが暗くなる
天井付近のスペースを埋めてしまうので、収納力アップの代償として部屋の開放感が失われやすくなります。
吊り戸棚の設置による圧迫感は意外に強く、特にアイランドキッチン型では見た目の印象が大きく変わります。
そのため、開放的な雰囲気や抜け感を意識したい場合は、あえて収納力を犠牲にする選択も考えられます。
また、上部に障害物ができることで自然光・室内光の届く範囲が限定的になり、間取りによっては部屋が暗く見えてしまう可能性があります。
吊り戸棚を設置する場所によって、収納力・使い心地・見た目の雰囲気などが変わります。
コンロや流し台の上に設置するのは利便性が高いですが、調理中の圧迫感が強くなるので好き嫌いがハッキリ分かれます。
*窓や設備を設置しにくい
吊り戸棚を設計に組み込むことで、窓や設備に割くスペースが圧迫されるデメリットもあります。
例えば背面に吊り戸棚を設置したいときは、収納力をとるか、窓のサイズをとるか選ぶ必要があります。しかし、換気扇や照明やパントリーをはじめとしたキッチン設備を設置する場合は、サイズ的に何かを諦めなければならないケースもあります。
また、背の低い人は高い位置にあるため、ものが取り出しづらい、背の高い人は戸棚に頭をぶつけるなどの難点もあります。
吊り戸棚は、一般的に目線よりも少し高い位置(10㎝程度上)にあるのが良い、とされています。
頭をぶつける心配がなく、かつ手が届きやすい高さに設置しましょう。
また、吊り戸棚は50cm~90cmとサイズが選べるので、ご自身やご家族の身長に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
: : : 吊戸棚の種類 : : :
キッチンの吊り戸棚には高さや奥行にも種類がありますが、大きく分けると昇降機能があるものと、昇降機能がない通常の戸棚となります。
昇降機能がある吊り戸棚はスイッチを押すだけで棚が自動的に下りてくるので、わざわざ踏み台などを用意する必要がありません。
スイッチ付きのものは、押せば元の位置に戻るので、取り出すのがかなり楽になります。
昇降機能がある吊り戸棚は高額な商品が多いため、費用の確認が必要になります。
吊戸棚が必要かどうかは、それぞれの家庭のライフスタイルや家族構成、環境などによって変わってくるため一概には言えません。
設置してから後悔しないように、吊り戸棚を設置したときに、収納するものをあらかじめ決めておくと、どの程度収納スペースが必要なのかも分かるので、無駄に棚が余ってしまうことを防げます。
他に十分な収納ペースを確保できるのであれば必要ないかもしれませんし、
「キッチンが狭いので収納スペースがない」
「子どもの手の届かないところに物を置きたい」という家庭は設置検討おすすめします。
キッチンは食器をはじめ調理器具、家電はもちろん、食料品なども収納したいので、収納スペースは多めに確保しておきたいものです。
とはいえ、せっかくの収納も活用できなければ宝の持ち腐れになってしまうので、取り出しやすくしたいですね。
吊戸棚があると物を取り出しづらいため、収納したものをついついそのままにしてしまいがちなので、収納量や使いやすさを考えて、あえて設置しないという選択肢をすることも大切です。
吊戸棚がない方が逆に物が減り、キッチンが使いやすく用具がどこにあるか分かりやすいので良い、という結論になるかもしれません。
ライフスタイルに合わせて、本当に必要なものなのか再度検討してみましょう。
収納するアイテムによって出し入れのしやすさや、使い勝手のよさは変化します。
「キッチン吊戸棚」を設置したら、どのように使っていきたいのかを考えたうえで導入を判断していきましょう❕
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