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家づくりコラム

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よみもの

2023.07.10

❑ 洗面室と脱衣室を分けるメリット・デメリット ❑

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こんにちは。豊洋の丸岡です。

ジメジメした湿気と暑さが気になる今日この頃、除湿と換気が欠かせないです。
暑い中、かき氷やアイス、夏の夜花火、夜蛍があるカラッとした涼しい夏を楽しみたいですね❕

今回は洗面室と脱衣室を分けるメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。

一般的な住宅や賃貸アパートではひとつの部屋に洗面台と洗濯機を置いて、空いたスペースで脱衣するスタイルが多いです。
多くの住宅では「洗面脱衣室」として2畳ほどのスペースに設置されて一つの間取りとなっています。

「洗面所」は手洗い、うがい、歯磨きなど、身だしなみを整えるパブリックな空間。
「脱衣室」は入浴の準備や衣類の着脱をするプライベートな空間。
改めて用途を理解した上で、別々の間取りにすると、毎日使う場所としてどんな使い勝手になるのでしょうか…

メリット①
洗面所と脱衣所を同時に別々の人が使用できる
入浴時に家族が入ってくる心配がない

家族とはいえ誰かが入浴中の場合や脱衣所を使用している場合は、気を使う場面が多々あります。
子供の成長と共に在り方が変わるスペースになるので、洗面と脱衣が別れていれば、家族の誰かが入浴中であっても気兼ねなく使用でき、お互いのストレスが無くなります。
朝の忙しい時間帯にお風呂を使う人がいても重なることなく、時間ロスがなくなるメリットがあります。
家族それぞれがペースを守りながらスムーズに身支度することが可能です。

メリット②
来客が洗面台を使うときは脱衣室を見せずにすむ

脱衣所は洗濯物や脱いだ衣類が洗濯籠に入ったままになっている、生活感あふれる空間です。
雑多になりがちな場所だからこそ、家族以外の目に触れたくないものを、脱衣所にしまっておくことで見えなくすることが可能です。
お友達や親戚が来たときに洗面所を使ってもらう時にも、安心して、相手にも気持ちよく使ってもらえます。

メリット③
収納スペースが分かれているので、使い勝手が良くなる

洗面所と脱衣所は使う目的が違うこともあり、タオル、下着、洗剤類、歯ブラシ、ドライヤー、洗顔類、化粧品類などの生活用品を収納するものが多岐にわたり、家族が多いほど増えていきます。
生活用品ストックがしまいきれない…なんてこともあるかと思います。
洗面と脱衣を分けていると、収納スペースも別れるので、収納しやすさや見た目、使い勝手がよくなります。

・洗面所…歯ブラシ、髪クシ、洗顔、化粧水、化粧品、髭剃り、身だしなみ整えるもの
・脱衣室…タオル、下着、大型家電(洗濯機、乾燥機、アイロン)、洗剤類

ゴチャゴチャしたものが増えていく傾向があるので、設備、家電、道具類を分散することで、それぞれ空間内の視覚情報が減ってスッキリした印象になります。

デメリット①
それぞれ独立させるための面積と費用がかかる

洗面室と脱衣室を分けた場合と、1室にまとめた場合を比べると、どうしても面積が大きくなってしまう為、建築コストは上がってしまいます。
一体になっている洗面脱衣室は2畳ほどあるのが一般的です。
洗面室と脱衣室を分ける場合、洗濯機や脱衣カゴ、収納スペースを設けなければいけない為、1畳だと窮屈に感じてしまいます。
最低でもそれぞれ1.5畳ほどのスペースが必要です。スペースを広げる分、費用もかかってきます。

デメリット②
部屋数が増えると動線が増える

動線を多く取らなければならず、水廻りの位置(洗面室・脱衣室・浴室・トイレ)を検討しておかないと、部屋数が増える分、移動などの家事動線が長くなってかえって不便に感じる可能性があります。
家事をこなす時に、どの部屋からどの部屋に移動しているのか把握しておくことが大切になります。

デメリット③
他の部屋の収納スペースが減る

限られた面積で双方独立させようとすると、他の部屋のスペースを削ることになるので、洗面所と脱衣室の収納が増えても、その他の収納が減ってしまう場合があるので注意が必要です。
洗面所を有効活用する場所として、ランドリールームと兼用することがおすすめです。
洗濯家事がやりやすくなったり、広いので脱衣や着衣がしやすくなったり、外干ししなくていいので、ベランダやバルコニーを設置する費用をおさえることもできます。
逆に外干しもしたい方は、脱衣室近くに掃き出し窓や勝手口を設置して、外と往復しやすくすると時短になります。



家族みんなが毎日使う洗面所と脱衣室。
間取りを分ければ、より暮らしやすい家になります。

しかし面積や費用の面でのデメリットもあり得るので、ご家族みんながストレスなく快適に過ごせるよう、設計段階で生活動線や収納についてしっかりと考えることが大切です。




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