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家づくりコラム
COLUMN
❑ どうして住宅ローンの金利が上がったの? ❑
こんにちは!営業の内田です。
コロナ規制も緩和され、出歩きやすくなりつつある最近ですが、いかがお過ごしでしょうか。
街中もGWを境に観光客もぐっと増え、賑わってきたなと感じています。
コロナショックで観光に関わる業界は大打撃を受けていますので、少しでも回復してくれたらと思っています。
さて、今回は昨今家計を悩ませている物価上昇に関わりニュースにもなっている、
住宅ローン金利の上昇について、お話したいと思います。
そもそも、どうして金利が上がったり下がったりするのでしょうか?
天候不順などの影響で野菜が供給不足になると店頭での値段が上がるのと同じように、お金を借りたい人が多いときには金利は上昇し、少ないときには下降します。
一般に、景気が良くなりつつあるときや、物価が上昇しようとするときなどにそれぞれ金利が上昇するといわれています。
下降する場合は、それぞれ逆の条件の場合です。
住宅ローンの金利の変動は、景気や物価、為替などの様々な環境が影響しているんです。
住宅ローンには大きく「固定金利タイプ」「変動金利タイプ」の2種類があります。
そんな中で現在、固定金利タイプの金利が上昇傾向にあります。
なぜ、住宅ローンの金利上昇が起きたのか。
これは、日本銀行が行っている長期金利の利率をある一定の低水準に抑える、「低金利政策」が要因として考えられます。
2020年以降コロナショックにより、世界的な不景気が起きています。
この不景気下において日本では、少しでも経済を回しやすくするため、ローン等での買い物をしやすいように低金利政策(長期金利を±0.25%以内に抑える)を行いました。
一方西欧諸国を中心とした世界では、都市封鎖や外出規制等日本より厳しいコロナ規制を一時的ではありますが行い、経済活動を一時的にストップさせる動きをとりました。
ですが、この規制も日本よりも緩和にシフトするのが早く、また、規制時も多くの補助金等が配られていた為、大きな打撃は受けましたが、復活させる土台はできていました。
その為、コロナ規制明けにこれまでの反動での経済活性化を見込まれ、金利を引き上げる政策を行いました。
結果、低金利を続ける日本と海外との金利差が広がり、その影響で円を売る動きが増え、円安が起き、輸入品を中心に物価高が起きるという負の側面が生まれました。
日本ではそんな負の側面の解消を目的として、金利水準を±0.5%以内とする実質的な金利引き上げ政策を行いました。
その動きから大手金融会社を中心に住宅ローンの中でも「固定金利タイプ」利率の引き上げが行われる動きが出てきました。
今後、その時期での景気に影響を受ける「変動金利タイプ」の住宅ローンもこのまま金利引き上げの政策が続くと影響を受けてくる可能性もあります。
日本でもコロナ規制の緩和、コロナの位置づけの5類相当への見直し等の影響から、徐々に経済の動きもコロナ前に戻りつつあります。
経済が活性化する程にこれまでの負の側面をカバーするために更なる金利引き上げが行われる可能性もありますので、今後の日本銀行の動きに注意をしてください。
住宅ローンの金利は、金利タイプごとの特徴だけでなく今後の金利の動向も踏まえて慎重に検討することが大切です。
各銀行によって金利優遇などもありますので、ご自身に合った住宅ローンを選ぶのが難しいときは、お気軽にご相談ください。
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