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家づくりコラム
COLUMN
❑ カーテンの上手な選び方 ❑
みなさん、こんにちわ!
丸岡です。
カーテンは部屋を彩るために重要なアイテムであり、生地の色柄・質感・形などの違いで、部屋のイメージや雰囲気がガラリと変わります。
また、遮光や装飾だけじゃなく保温効果やプライバシー保護などの機能も充実しているので、上手に選べば、その部屋の中でとても過ごしやすくなる空間を仕上げられます。
ただ、頻繁に買うものではない、購入前に実際に取り付けて試せない、
窓から差し込む光や窓からの見え方が時間帯によって変わるなどの理由で選ぶのにも一苦労…。
せっかくならカーテンの上手な選び方を知って、満足できて重宝するものを取り付けましょう。
①窓の大体の大きさを把握しておく
カーテンの選び直しを防ぐために、窓の大体の大きさを知っておきましょう。
カーテンには「オーダーサイズ」「既製サイズ」があります。
メジャーなどを使って簡単に把握しておきましょう。
オーダーカーテンとは、お部屋の雰囲気た住む人の好みに合わせて、
生地を選び、窓の形状と大きさに最適のサイズに裁縫されるオーダーメイドカーテンです。
既製カーテンではカーテンのサイズや仕様が限られているため、
主に窓の大きさが既製カーテンのサイズで当てはまらない場合や
既製カーテンの仕様では満足できない方におすすめです。
オーダーカーテンは、幅・丈ともに1㎝刻みで自由に決めることができるので、
多種多様な窓に合わせて希望通りのサイズで製作することができます。
ただし、費用が既製カーテンと比べ高価になり、手元に届くまでの日数も長くなります。
一方、既製カーテンは、規格サイズで決められたサイズの中から、
窓のサイズに近いものを選びます。
そのため、最短即日購入が可能になり、店舗で購入したら、
その日のうちに取り付けることができます。
しかし、カーテンのサイズが合わず「寸足らず」になってしまうことがあるので注意が必要です。
②重視したいポイントを決めるとラク
いろいろ選んでいく上で、これだけは譲れないというポイントを決めておきましょう。
機能も見た目も満足できるのが1番ですが、あれこれ考えすぎると時間がかかってしまいます。
カーテンを選ぶときに重視したいポイントはどれなのか…
*機能…部屋の快適さを重視したい
(例 遮光性、断熱性、プライバシー保護など)
*色柄・素材・質感
(例 カーテン色柄、天然繊維【コットン・リネン・シルク】化学繊維【ポリエステル・アクリル・ナイロン】)
*見た目…インテリアや床や壁紙とのバランスを重視したい
(例 家具、家電、床の色合い、壁紙の色合いなど)
*部屋スタイル…全体のまとまり感、自分の好みを重視したい
(例 クラシック、エレガント、カントリー、モダン、ナチュラル、カジュアル、和風、など)
③カーテン機能の選び方
カーテンの遮光性や断熱性を確認することも重要です。
窓が大きく、日当たりのよい方角にある窓は、光や熱が入ってきやすいので、遮光カーテンを選ぶと、光の量や室内の気温を調節しやすくできます。
カーテンには遮光レベルが分けられています。
遮光1級(遮光率99.99%以上)…
光をほとんど通さないため、カーテンを閉めると昼間でも室内を暗くできる状態
遮光2級(遮光率99.80%以上)…
カーテンを閉めるとお部屋は暗くなるが、人の顔あるいは表情が識別できる状態
遮光3級(遮光率99.40%以上)…
カーテンを閉めると薄い暗がり程度までお部屋を暗くできる状態
遮光率は外からの光をカットできる割合を表しており、等級が高いほど光を遮る効果が高くなります。
遮光率の高いカーテンを取り付ければ、西日の日差しを防ぎ、眩しさや暑さを軽減できます。
室内の温度も上がりにくいので冷暖房の効率アップにも。
また、日焼けによる衣類・家具・本・趣味・小物の劣化や色落ち防止もしやすくなります。
遮熱カーテン…
夏は外からの熱が伝わりにくく、冬は室内の暖気を逃がしにくいので冷暖房効果がアップします。
消臭カーテン…
吊るすだけでペット臭・汗臭・料理のニオイなど、お部屋のいやな臭いを除去します。
非遮熱カーテン…
厚手のカーテンを閉めたまま、朝日の光を浴びて起きたい窓にはぴったり。
優しい光が柔らかく差し込み、自然のあたたかさが感じられます。
遮像カーテン(主にレースカーテン)…
目隠しをしたい窓、道路に面していたり、隣の家との距離が近かったりする窓には「遮像、ミラー加工」のレースカーテンを取り付けると、外からしっかり目隠しできるので、日中厚地のカーテンを開けて部屋を明るくしても視線は気になりません。
防音カーテン…
室内から漏れる音や外からの騒音を軽減するように特殊加工されたカーテンのこと。
楽器・ペット・子供の泣き声などの対策に最適です。何層にも重なった構造になっているため、遮熱効果もあります。
防炎加工カーテン、ウォッシャブルタイプカーテン…
近くで火を使う窓には「防炎」、汚れが気になる場合はすぐ洗いやすい
「ウォッシャブル」がぴったり。キッチンや子供部屋に取り付けると安心です。
また、タバコを吸う場合も、ヤニ汚れや寝タバコ防止にもそなえておけます。
④カーテンの色柄選び方
カーテンの色柄を選ぶときは、壁やインテリアとのバランスを考えましょう。
やわらかな質感や心理的効果のあるカーテンは、常に視界に入るもの。
その色や柄にこだわることで、居心地がぐんと良くなるので、理想のイメージとぴったり合いそうなものを考えてみてください。
《部屋の色配分》
ベースカラー(70%)…部屋の基本となる色で床・壁紙・天井などの色
メインカラー(25%)…カーテン、ソファ、家具の色
アクセントカラー(5%)…クッション、照明、雑貨の色
ベースカラーは新調しづらいですが、メインカラーやアクセントカラーは好みや季節、気分でいろんな色にアレンジすることができます。
これらの色の構成に加えてもう1つのポイントが、3色のバランスです。
・同系色でまとめる
カーテンは視覚的に面積が広いので周囲と似た色味を合わせると落ち着いた雰囲気になります。
壁の色に近い同系色・類似色のカーテンを選ぶと空間が繋がり部屋を広くみせることができます。
・トーン(明暗が同じ印象の色、明度と彩度が近い色)を揃える
色味が違ってもトーンが同じだと、カラフルな色を使ってもまとまりやすくなります。
・反対色を使う
カーテンを目立たせたいときにオススメなのが反対色です。
あえて反対色にすることで引き締まった印象の部屋にすることができます。
この3点のどれかを意識して色配分すると、おしゃれにまとまります。
《お部屋別のカーテンの選び方》
リビング
原色などは避け、家族や来客のお客様が落ち着ける色が向いています。
壁や床の色、お部屋の雰囲気に合った色がおススメです。
寝室
寒色やアースカラーと呼ばれるベージュ・ブラウン系の色を選ぶと、気分が落ち着きぐっすりと眠ることができます。
書斎
ブルーやグリーンなど、集中できて落ち着ける色が向いています。
子供部屋
お子様が幼い場合は、にぎやかで楽しい、明るいイメージの色が向いています。
年齢が上がった時には落ち着いた色に変更するなど、成長に応じてカーテンの色を変えることをおススメします。
カーテンの色柄がなかなか決まらなかったら、色の心理的効果や風水の考え方を取り入れたり、お部屋全体をどのようにコーディネートしたいか、などを考えて選ぶと楽しさが広がります!
色柄のバリエーションや種類が豊富なカーテンは、重視したいポイントを意識して選んでいただくと、自身が満足できるものに近づけて、選択する際に迷うことが少なくなります。
日々共に暮らしていく中で、心地良いと思えるカーテンを選んでいきたいですね。
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