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家づくりコラム

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よみもの

2022.06.06

❏ いろいろな屋根のカタチ ❏

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こんにちは。営業のさとうです。

注文住宅を建てる場合や、建売住宅を選ぶ場合に大きなポイントとなるのが屋根選びです。
デザインや素材にはさまざまな種類がありますが、それぞれにどんな特徴があるのかあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

日本の屋根の形状には主に切妻屋根、寄棟(よせむね)屋根、片流れ屋根、陸屋根の4つのタイプがあります。
下のイラストを見てください。
普段皆さんが目にする多くの屋根の形は、イラストで示したタイプのいずれかに分類されるのではないでしょうか? 
しかし見慣れていても、それぞれの屋根の形に、どんな個性があるのでしょうか。
この機会に屋根の形ごとの特徴やメリット・デメリットを確認してみましょう。

屋根の形

 切妻屋根の特徴 

切妻屋根

「切妻(きりづま)屋根」は、 私たちにとって最も親しみのある一般的な屋根です。
屋根の最頂部の棟(むね=屋根面が交差している部分)から地上に向かって、二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をしています。

切妻屋根のメリット
シンプルな形なので、工事が比較的簡単で防水処理の欠陥が少なく、トラブルが発生しにくいという長所があり、メンテナンスも比較的簡単です。
新築時にもメンテナンスリフォームの際にも、工事費を抑えたい方におすすめです。

切妻屋根のデメリット
妻側(つまがわ=建物の棟に対し、直角に接している側面のこと。切妻屋根の場合は、屋根がかかっていない面)の壁には、日光や雨水が直接当たってしまいます。
そのため妻側の外壁は劣化しやすく、定期的に塗装などのメンテナンスを行わないと、雨漏りなどの不安が残ります。
また東西方向に屋根面が来る場合は、太陽光パネルを設置しても発電効率が良くありません。

 寄棟屋根の特徴 

寄棟屋根

「寄棟(よせむね屋根」とは、屋根の頂上で4枚の流れ面が合わさっているタイプの屋根です。
切妻屋根と形は似ていますが、4枚の流れ面で屋根を寄せることにより、傾斜面が切妻屋根より短くて済むのが特徴です。

寄棟屋根のメリット
最上部に、地上に対して水平になる「大棟(おおむね)」という部分があります。
大棟に対し、傾斜がある棟のことを「隅棟(すみむね)」あるいは「降り棟/下り棟(くだりむね)」と呼びます。
屋根面を4方向から寄せて支え合っているため、一番耐風性があると言われており、実際、台風や嵐に強いです。
日本の気候に合った屋根と呼べるでしょう。

寄棟屋根のデメリット
寄棟屋根は、屋根の上に降った水が4つの方向に流れます。
この際、大棟と降り棟の取り合い部分(Y字型の合わせになる「かき合い」という部分)で、雨漏りが発生することがあります。
本来、施工やメンテナンスがしっかりしていれば安全ではありますが、切妻屋根と比べると雨漏りのリスクが高いので、念のため注意が必要です。

 片流れ屋根の特徴 

片流れ屋根

片流れ屋根は、頂点から片方にだけ流れ面があるタイプ。切妻屋根を半分にしたような屋根です。
モダンな印象があり、小さな敷地の建物にもフィットすることから、近年の新築物件に多く見られるようになりました。

片流れ屋根のメリット
形状がシンプルなので、工事が簡単で防水上の欠陥も少ないため、新築での需要が高まっています。
デザイン性も高く、屋根裏の空間を確保しやすいのも特長です。
なお屋根面が南向きになるよう設計すれば、太陽光パネルを設置しやすくなります。

片流れ屋根のデメリット
片流れ屋根では、一面に雨が集中してしまいます。
大雨の際には、たった一つしかない雨樋から雨水が溢れてしまうトラブルが発生しやすくなるので、気をつけなくてはいけません。
また、屋根がかかっていない側の壁は、風雨が直接当たり劣化しやすいため、外壁からの雨漏りが発生していないか点検するようにしましょう。

 陸屋根の特徴 

陸屋根

屋上がある水平な屋根でフラットルーフとも言います。
ルーフバルコニーを活用できる点や、スッキリとしたデザインが好まれ、近年少しずつ増えているタイプです。
また豪雪地方では落雪による事故防止の観点から、陸屋根の家もよく見られます。

陸屋根のメリット
屋根面がほとんど平らになるので、ベランダのように人が歩くことができる点が長所といえます。
積雪地域の場合、雪が滑り落ちる斜面がないため、落雪対策をほぼ行わなくて済みます。

陸屋根のデメリット
傾斜がない構造上、水が流れずに溜まってしまうため、防水層の防水性能と耐久性によって、雨漏りの危険性が大きく変わります。
できるだけ施工時には高性能な防水層を選ぶ必要があり、また防水シートが破れていないかなど、リフォーム会社に定期的に点検してもらうことが重要になります。
なお太陽光パネルを導入したい場合には、角度をつけなくてはならないため追加で工事費用がかかります。



屋根は住まいを雨や日光から守る家の要であり、家の外観を左右する大きなポイントです。
しかし、屋根の形状を決める際には、好みだけではなく、法律や立地の制限をはじめとしたさまざまな要素を考慮する必要があります。
屋根についての知識を蓄えた上で、設計や施工を担当する会社とじっくり話し合って満足度の高い家づくりをしたいものですね。


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