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家づくりコラム

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COLUMN

よみもの

2022.05.16

❏ 総2階住宅のメリット・デメリット ❏

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初めましての方、こんにちは!
丸岡と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

GWも終わり、梅雨時期が始まりますね。
私は梅雨生まれのせいか、アジサイを見かけると、写真を撮ったり
カエルの鳴き声を聞くと梅雨入りしたな、、と感じます。

雨の静けさや雨上がりの空気は梅雨ならではですね。
ジメジメした湿気対策は晴れた日の換気が良いそうです。

今回は【総2階】住宅についてお話させていただきます。

2階建ての住宅において、1階と2階の面積がほぼ等しい作りを総2階住宅と呼びます。
凹凸がなくシンプルなストンとした外観が特徴です。

面積が限られているので1階と2階に生活に必要な設備をどのように割り当てて作るか考える必要があります。外観がシンプルすぎるかな…なんて思ってしまいがちですが、建築工事にかかる費用が抑えられる良さもあります。

面積は同じ2階建て住宅で比較してみると分かりやすいです◎

2階建て住宅

A宅 総2階住宅 

1階…15坪 2階…15坪 床面積=30坪

B宅 2階戸建て住宅  

1階…20坪 2階…10坪 床面積=30坪

二つの住宅は床面積自体は全く同じですが、1階の床面積が異なります。総2階住宅の方が1階の面積が小さいだけ、基礎面積が小さくなる=基礎工事代金が安くなります。

また、下屋がない分だけ屋根の面積が小さい=屋根工事代金が安くなります。

 

そんな総2階住宅のメリットは・・・

《コストを削減できる

総2階建ては凸凹が無くなる分、家構造もシンプルなので建築工事コストを抑えられ、施工する際に必要な素材を減らせる構造であることも要因の一つです。デザイン性の高さを求めるとその分コストは上がっていきます。マイホームを持ちたいけれど、費用を抑えたい人にとっては総2階は良い手法といえます。

《耐久性・断熱性・気密性が高まる

総2階住宅は外壁・屋根に凸凹が少ないため、年月の経過による塗装はがれ・ひびが起きにくいという特性があります。また、外壁の面積が小さいため、断熱性・気密性の向上が期待できます。

凸凹が多い家は、外気に触れる面積が増えるため、シンプルな総二階と比べても断熱や気密の弱点になりやすい箇所が増えてきます。総じて電気代節約にも後に大きくかかわってくるでしょう。

《地震に比較的強い

地震に強い

面と面とで支えあい、バランスが良いので揺れに強くなります。柱の位置を1階2階と統一することで安定性が高い構造となっています。

《防犯性が上がる

2階からの侵入を考えたとき、踏み場がないので総2階は防犯性が高まります。

《雨漏り・雪をしのぎやすい

雪だるま

下屋がない分、雨漏りしにいという良さがあります。下屋で問題が起こる事なく過ごせます。凸凹がある家だと2階から落ちた雨だれが1階下屋に落ち跳ね返り外壁にかかります。それらを繰り返していくと段々外壁が汚れるという場合があります。雪が降ったときは、1階屋根に雪が積もると2階の窓が塞がれ、雪下ろしが大変になってしまう…という場合もあります。

また、土地を最大限に利用しやすいという良さもあります。

総2階は延床面積を均一にできるので、狭い土地でも住宅を建てやすく、1階2階どちらかの面積を狭くするより、家全体のスペースに無駄ができにくい構造となっています。このように、一見デザイン性がなくて地味…と思われがちですが、トータルで見ていくとメリットも多いのが特徴的です。

シンプル=合理的ということですね。

総2階


しかし、そんな合理性を追求した総2階にもデメリットがあります。

《1階を広くした場合2階に無駄なスペースができる》

1階には、リビング、キッチン、ダイニング、和室、トイレにお風呂パントリー…とあれこれ集中してしまい、2階がおのずと寝室や子供部屋になる場合が多く、1階に凝縮させると2階の面積は広がります。逆に2階の間取りをコンパクトにした場合、1階も同じ分狭くしなくてはなりません。総2階の住宅を作るときは間取りが足りなかったり、余ったりしないように気を付けてください。

《デザインが単調になりやすい》

機能面を重視する総2階は見栄えある戸建て住宅より
デザイン性があまり無く単調になりやすい傾向があります。

《土地選びが難しい場合がある》

少し変わった形状の土地に総2階を建築したい場合、無駄になるスペースができたりします。

土地の形によっては建てられないこともあり、この土地に総二階住宅を建てたいけれど土地形状の関係で難しい…ということもあるのであらかじめ確認が必要になるでしょう。

土地選び

実際に暮らして行く中で、住みやすさが重視されてきて、最初に思っていたデザイン性が2の次3の次になっていくことも想定できます。

総2階メリット・デメリットを踏まえた上で、
なぜ総2階にしなかったのだろう?という後悔をしないように
マイホーム作りについて考えていきたいですね!



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