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家づくりコラム
COLUMN
❑ レンジフードの種類と選び方 ❑
こんにちは。豊洋の丸岡です⚘
肌寒くなってきて着る物がだんだんと厚着になり、寒い日は家でゆっくり暖かく過ごすことが多くなってきました。
年末に向けて慌ただしいですが、何しようかなと考えつつ、過ごすのも楽しいですね⚘(^^) ⚘
これからの季節、Xmasやお正月など、いつもより手の込んだお料理を作る機会が増えて来ますよね。
でも、長時間キッチンを使っているとLDKに料理の臭いが残ってしまうことがありませんか?
そんな時に大活躍なのがレンジフード(換気扇)です。
レンジフードは、煙や匂いを外へ排出してキッチンを快適にしてくれます。
暮らしに欠かせない設備ですが、毎日使うものなら便利でさらに、お手入れが楽なタイプを選びたいですよね。
そこで今回は「レンジフードの種類と選び方」についてお話しします。
キッチンで使われる換気扇は、大きく分けて2種類です。
1つはプロペラがむき出しになった昔ながらの台所用換気扇で、今でも築年数の長いアパートなどで使われています。
もう1つはフードで覆われたレンジフードで、現在のキッチンではこちらのほうが主流です。
レンジフードとは、キッチンのガスコンロ上部に設置された換気扇と、その換気扇に被さるように設置されたカバーのことを言います。
レンジフードのカバーがあることで煙や臭いが換気扇のファンに誘導されやすくなります。
換気扇がフードで覆われているので、調理時に出る蒸気や匂いが換気扇に誘導されやすくなり、効率的に排煙ができる仕組みで、厳密にはレンジフードの中に換気扇があります。
一般的にレンジフードの使用年数は10年〜15年と言われています。
10年以上使用したレンジフードは、問題なく稼働しているように見えても、経年劣化によって換気能力が著しく低下していることがあります。
突然の故障で困らないように、レンジフードの経年劣化の目安になる3つのポイントをご紹介します。
チェックポイント① 換気量のチェック
まずは換気量のチェックからはじめましょう。
レンジフードの動作部にティッシュペーパー1枚を近づけて、吸い付くかどうかを確認します。
吸い付かないようであれば、換気能力が弱まっている証拠です。
チェックポイント② 運転中の音のチェック
運転音は経年劣化に気づきやすい一番のポイントです。調子が悪いなと感じたら、レンジフードを稼働させているときの音にも注意してみましょう。
「カラカラ」や「ズーッ」などの音がする場合は要注意です!
チェックポイント③ 振動のチェック
レンジフードの経年劣化を見極める際は、運転時の振動にも注目しましょう。
微振動であれば問題ありませんが、激しい振動の場合は、ファンのスピナーや、部品の取り付けネジが緩んでいることがあります。
レンジフードの種類(タイプ)、機能、特徴など
国内のレンジフードの横幅のサイズは60cm・75cm・90cmの3種類に定められています。
ダクト位置や両脇に吊戸棚があるなど、設置場所の関係でサイズ変更をすることが難しい機器のため、基本的には、以前お使いになっていたレンジフードと同じサイズへの交換をおすすめします。
次にレンジフードの形状にも注目しましょう。
レンジフード①ブーツ型(深型)
多くの住宅にこのフードが採用されており、「スタンダード型」と呼ばれています。
本体が大きなブーツ型のカバーに覆われており、中にフィルターを設置して油汚れなどをキャッチします。
壁に直接取り付けられたプロペラタイプの換気扇を覆っただけのものや、シロッコファンと覆い部分が一体型になったものがあります。
レンジフード②スリム型(薄型)
スリムタイプのレンジフードは基本的にお掃除しやすく、高機能な製品が多いです。
各メーカーの最新の製品の多くがスリムタイプを扱っています。
面倒なフィルター掃除を無くしたノンフィルタータイプが主流となっています。
レンジフード③フラット型(浅型)
他の種類と比べて縦の大きさが小さく薄いコンパクトな形をしています。
ブーツ型と同じくフィルターが取り付けられており、定期的にフィルターとファンの掃除が必要です。
天井が低い家ならば、状況によりフラット型しか設置・交換ができない場合があります。
消防法によってレンジフードは、トッププレート(ガスコンロやIHクッキングヒーター)のサイズ幅以上のものを設置しないといけません。
同じサイズ幅でも問題ありませんが、+15cmのレンジフードにすると、より排気効率が向上します。
さらに、レンジフードの高さも消防法によって、コンロから80cm以上と決められています。
80cm以上離せば良いというわけではなく、離しすぎると煙や油を吸えずに機能しないといったことが起こってしまいます。
天井が低いキッチンや、梁があるキッチンには、構造にあったレンジフードを設置するようにしましょう。
★レンジフード換気扇のファン
レンジフードの中の多くが「シロッコファン」という形状のファンが使用されています。
シロッコファンとは、格子状に細い羽根が付いている、回し車のような形のファンを指します。
換気扇とフードが一体型になっているレンジフードに取り付けられており、ダクト(通風管)を通して排気する仕組みです。
シロッコファンを回転させると隙間から空気が勢いよく通り抜けます。
通り抜けた空気はレンジフードと接続されているダクトの中を通り、主に屋外へ排出されます。
現在販売されているスリム型レンジフードに搭載されている多くのシロッコファンは、ワンタッチで取り外せるものがほとんどです。
さらに、掃除しなくても済むシロッコファンもあるので、お手入れ方法の違いでレンジフードを選ぶケースも増えています。
★レンジフードのパーツ
レンジフードを下から見ると、板のようなものが下がっているタイプがあります。
これを「整流板」と呼びます。
整流板は、あえて吸込口を狭くして、調理中の油や煙の吸引力や吸引量を強くさせるためのものです。
また、油や煙の汚れは整流板が受け止めるため、フィルターや換気扇のファンに汚れが付きにくくなります。
普段は整流板を拭くだけで良いので、掃除が楽になりますね。
また、洗う手間を無くしたノンフィルタータイプの機種やガスコンロとの連動機能を備えたレンジフードなどがあり、機能やお手入れの簡単さから自分に合った便利な機種を選ぶことができます。
◎ノンフィルタータイプ
従来の多くのレンジフードでは、フィルターが設置されていましたが、このフィルターがお掃除の手間を増やす存在となっていました。
最近販売されているスリム型のレンジフードでは、フィルターのない機種も多く、時短の観点からも人気があります。
掃除の手間を省きたい方にはおすすめです。
◎オイルスマッシャー付きタイプ
「オイルスマッシャー」とはメーカー独自の機能により、ファンとレンジフード内部への油の侵入をブロックします。
ファンとレンジフードのお掃除が不要でお手入れにかかる時間を大幅に削減します。
◎コンロと連動機能付いたタイプ
「連動換気機能」とは、コンロの点火や消化に合わせてレンジフードのスイッチも切り変わる、ガスコンロとレンジフードが連動する便利な機能のことです。
レンジフードのスイッチの消し忘れ・つけ忘れがなくなります。
ただし、ガスコンロとレンジフードの両方が連動に対応している機種を設置しなければなりません。
お手持ちの物に付ける際にはガスコンロに連動機能が付いているか確認しましょう。
掃除のしやすさや交換可能な横幅、各メーカーのフィルター掃除についてなど、レンジフード交換工事前に押さえておきたいポイントは沢山あります⚘
お料理中に快適に使えるレンジフードにして、普段のお手入れお掃除の手間を軽減していきたいですね(^^)❣
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