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家づくりコラム
COLUMN
❑ 平屋だからできる動線の工夫 ❑
みなさん、こんにちは🌼豊洋の丸岡です。
日中はまだ暑い日がありますが、雲の感じが変わってきたり、夜は鈴虫の羽音がよく聴こえてきたり。秋の訪れを感じますね🌰
かつての日本では平屋が主流でしたが、洋式化が進むにつれて現代の住宅事情では2階建て以上が一般的となりました。
そんななか若い人を中心に、開放感があり自由に部屋のレイアウトを決められる平屋暮らしに憧れを持つ人が増えています。
とはいえ、なかなか日常で接点のない平屋を、自分の住まいにするのはイメージが湧きにくいものです。
平屋を、現代の暮らしに合わせた、効率的な生活動線の住まいにするにはどんな工夫が必要なのか考えていきたいと思います。
平屋は2階建てや3階建てと異なり、主寝室や子ども部屋、LDK、浴室などがすべて同じ階層にあるため、間取りをよく練る必要があります。
工夫次第で、生活動線も家事動線もとても短くできるので、相談しながら間取りを決めていきましょう。
①ウォークスルークローゼットを上手に使って動線を確保
「ウォークイン」ではなく、通り抜け可能な「ウォークスルー」なクローゼットがあると、平屋全体の回遊性が上がると同時に、クローゼットを時間帯を選ばずに使えるなど、様々なメリットがあります。
ウォークスルータイプのクローゼットにすることで、キッチン、納戸、主寝室をグルっとまわれる回遊動線ができます。
クローゼットにはサンルーム側からも主寝室側からも移動できたりすると、サンルームで畳んだ洗濯物をしまう、主寝室側から着替えに必要なものを取りに行く、といった使い方にも完璧に答えてくれます。
脱衣所側からもファミリークローゼットにアクセスできるウォークスルーになっている動線も便利です。
脱衣室に勝手口を設けると、外、脱衣室またはランドリールームに干した洗濯物を取り込んで、衣類を運び込む動線も最短で行えます。
ウォークスルークローゼットによって、動線の良さと、時間帯を選ばずに使える便利な収納という2つのメリットを享受できる間取りが実現できます。
②回遊式の水周りで家事楽
キッチンを中心にした回遊動線がある間取り。
キッチンは毎日の家事の中心となる場所です。
朝食作りや洗濯、物干し、トイレ掃除、ゴミ出しなど実に多くの家事があります。
そこで、キッチンを中心にリビングダイニング、洗面脱衣所、トイレ、勝手口、物干しデッキなど家事に関係する部屋をまとめて、回遊できるようにすると、家事効率がアップします。
キッチンの裏側に水周りをまとめて、キッチンからすぐに洗濯機のある洗面脱衣所に行けるような間取りもおすすめです。
ぐるぐると家中を回れて行き止まりが無いため、掃除の負担を減らすことができます。
キッチンの横は玄関になっていると、買い出した食材運びも楽々です。
掃除や買い出しなど、様々な家事を楽にした回遊動線です。
リビングから洗面所へ出入りできる水周り動線にし、ウォークスルークローゼットや玄関先とつなげる動線にするのもいいですね。
③ダイニング・リビングに隣接した子ども部屋
必ずリビングを通過して子ども部屋に入るので家族間でコミュニケーションがとりやすく、子どもが何をしているか把握しやすいです。
部屋が近い=収納が近いということなので、リビングに子どもの物が散らかりにくく、子どもが小さいうちはリビングの一部としても使えます。
良好な家族関係を築くために家族間のコミュニケーションを重視する方は多く、その目的で生活動線に
リビングを絡ませる間取りはよく採用されています。
子どもがどこで何をしているのか、管理できるという点ではリビングの横にあるというのは大きなメリットですね。
④ロフトやスキップフロアがついた開放的な空間
平屋は1階部分にすべてのスペースを集約するため、間仕切りが増え開放感のある空間を確保するのは難しいかもしれません。
ロフトをリビングに隣接する間取りにすることで、ロフトの天井にリビングの天井を合わせることができ、その分リビングの天井が高く、開放的な空間にできます。
ロフトは、通常であれば天井を貼り「小屋裏」となってしまう部分を活用して設置されるので、平屋にロフトを付ける間取りは、「デッドスペースの有効活用」としてもおすすめです。
スキップフロアを導入すれば、仕切りやドアも使わずに一部の個室を中二階部分へと移動でき、広々とした印象にできます。
室内の圧迫感を減らしつつ、立体的に見せられるため、平屋でものびのびと過ごせます。
また、スキップフロアの段差部分は収納スペースとして利用できます。
天井から床の間の縦空間も無駄なく有効活用できるのは、スキップフロアならではの要素です。
また、空間の使用目的でも両者には違いがあります。
スキップフロアは、ほかの部屋ともつながりがある居住空間として使用されることが多いのに対し、ロフトは収納庫など補助的なスペースとしての利用することができます。
平屋と聞くと2階建ての住宅に比べて狭い印象を受ける方も多いですが、高い天井を生かしつつ回遊するように諸室を配することで、開放感のある無駄な動線のないスマートな住宅に仕上げることができます。
平屋は全ての部屋がワンフロア。
家族との距離が近くなります。
LDKから各部屋と分岐していく間取りにすると、家族との距離が近くコミュニケーションを取りやすい暮らしになります。
玄関を入るとすぐにLDKという間取り。
廊下がなく部屋と部屋とが繋がっています。
昔ではあり得ない間取りかもしれませんが、今では時代の変化、機能性や住み心地の良さから、多く方に受け入れられています。
廊下がなく開放的、お互いを程よく感じられる室内の距離。
家族がどこにいるか気配で分かるため、心のゆとりを持って子供を見守れるという点も平屋の大きなメリットです。
ライフスタイルは、家庭によって異なるので暮らしやすい住宅の間取りはさまざまです。
本当にそれが自分の生活に合っているのか、家事動線を短くすることに加え、普段の家事のやり方に合った間取りを探っていきたいですね❕
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