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よみもの

2022.08.01

❏ オール電化とガス併用 どっちがお得? ❏

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こんにちは、豊洋の角です。

本日は近年需要が拡大しているオール電化についてのお話です。

オール電化は2000年頃から普及が始まり、火を使わないクリーンで安全な住宅として広まりました。
2010年頃には約10戸に1戸の割合でオール電化を導入していましたが、以降徐々に普及が拡大しています。
2025年には5戸に1戸を超えてくると予想されています。

【オール電化について】

電気式の給湯器とIHを利用し、自宅の光熱費を電気代だけでまかなうのがオール電化住宅です。

オール電化の電気料金プランは夜間が割安に設定されており、逆に昼間の料金が割高となっています。
電力会社や料金プランにもよりますが、概ね23時~7時にかけての深夜帯の電気代が安くなり、10時~17時までの日中は他の時間帯と比べて電気代が高くなります。
夜間に湯を沸かしタンクに溜めておき日中に利用することで光熱費を安く抑えることができるというプランです。
なので、電気料金の安い時間帯に合わせて炊飯器や洗濯機などを動かすように設定したり、アイロンやドライヤー、IHクッキングヒーターなど消費する電力が大きいものは、使う時間帯に注意すれば節約につながります。

深夜電力でお湯を沸かすタイプの給湯器であるエコキュートは、従来までの電気温水器やガスの給湯器と比べてもランニングコストが約3分の1の電気代で済むようになり、オール電化は安いというイメージの広がりに繋がっています。

【オール電化のメリット・デメリット】

メリット

ガスを使わないのでガス料金(基本使用料含む)を支払わないで良い
夜間、早朝の安い電力を利用することで節約が可能
ガス、火を使わないため、一酸化炭素中毒や火災に対する安全性が高い
温水をためているため、断水した際でもタンク内の湯を利用可能
IHクッキングヒーターは掃除が簡単

メリットとしては光熱費の他には、災害時の備えや、安全性、お手入れのしやすさなどが挙げられます。
また、災害時の備えに通ずるところがありますが、太陽光発電を導入している家とも相性が良いです。
売電価格が下がってきている現在、売らずに使った方が良いと考えられます。

デメリット

オール電化導入コストが高い
昼間の給湯、IHを使った調理は割高
(電気料金プランとして夜間の使用量が割安に設定されている代わりに昼間が割高となっているため)
エコキュートで保温されていたお湯は飲むことを推奨されていない
(カルキが抜けた状態で長時間保温されているため)
水圧が低い
(お湯を溜めるタンクを傷めないよう水圧が抑えられており、水圧が低いと感じる人もいるようです)
エコキュートの設置場所スペースが必要
IHヒーターでは使える調理器具が限られる
(土鍋など使用できない調理器具があります)

デメリットは、電気料金が時間帯によっては割高になります。
一旦タンクにお湯を溜める都合上、飲料水としては好ましくなかったり、水圧の問題などもあります。
調理の面でも火力の点であったり、調理器具を選ぶ点などが挙げられます。

オール電化の最大のメリットである節約面を生かすには、夜間に安くなる電気代を使用し、日中の使用を控えることです。
そのため、日中は外出していて家で調理や給湯をしない生活スタイルの家庭が向いています。
または夜間に給湯、調理などの活動をするというような家庭でも光熱費を抑えることが可能です。

【ガス併用について】

ガス併用についてご紹介します。
ガス併用方式とは、キッチンのコンロや給湯器にはガスを使い、照明や家電は電気で動かす一般的なライフラインのタイプです。

ガスには大きく分けて「都市ガス」、「プロパンガス(LPガス)」の2種類があります。

『都市ガス』
ガス会社から各家庭に地下の配管を通って供給されているのが都市ガスです。
供給インフラの設置に費用がかかるため、主に人口密集地である都市部で使用されています。

『プロパンガス(LPガス)』
プロパンガスは、液化されたガスを容器に充填したものを各契約者に配送します。
都市ガスに比べると価格が高く、販売する会社によって価格に幅があります。

【ガス併用のメリットとデメリット】

メリット

ガス併用のため、当然ガスを使った機器(調理器具、ガス暖房、ガス給湯器など)を使用することができる
昼間に割高となる電気での給湯・調理をガスで補うことができる
将来的に電気料金が値上がりした場合にガス利用の比重を上げるなど対処ができる

デメリット

安全性がオール電化に比べると低い
オール電化からのガス併用への切り替えをする場合は契約や設備投資に手間と費用がかかる
電気とガス両方の基本使用料がかかる

今まで説明してきたオール電化のメリット・デメリットの逆のことが言えます。

光熱費の点では、オール電化のメリットを活かしきれない日中家庭で過ごす時間が多い、小さい子供がいる家庭に向いています。
また、IHクッキングヒーターでは実現できない強力な火力を希望する際はガスがよいでしょう。


 まとめ

オール電化の普及率は年々上昇してきており、ランニングコストの低さや安全性から、今後もさらに伸びると予想されます。
また、電力会社選択の自由化や、太陽光パネル・蓄電池の普及も伸びている影響も大きいです。
今後、オール電化に特化したサービスや、新たな発電方法、普及による導入コストの低下が見込まれれば、メリットが強くなり更に普及が加速するでしょう。
しかしながら現段階では、オール電化はエコキュートや火力の問題など、デメリットもまだ存在しているので、それぞれの生活スタイルに合わせた選択肢を選ぶことが一番大切です。
初期費用や各条件を考慮するとオール電化が一概に安いとは言い切れません。
オール電化にしても節約の意思が無ければ電気料金は高くなりますし、電気とガスを上手に使えれば双方のメリットを最大限に活かして光熱費を抑えることも出来ます。


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